日本弁当サービス協会は、弁当業界を代表する団体として、業界の衛生基準となる「仕出し弁当のHACCP の考え方を取り入れた衛生管理手引書」を作成しました。
この手引書は、全国の保健所による監査に使用されており、安全・安心な弁当を提供するための業界標準となっています。

HACCP とは

HACCP とは Hazard Analysis and Critical Control Point のそれぞれの頭文字をとったもので「危害要因分析・重要管理点」と訳されています。

HACCP による衛生管理は、原材料の入荷から製品の出荷に至るすべての工程の中で、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある食中毒菌や異物等の危害要因(ハザード)を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。

危害要因(ハザード)は生物的(病原微生物など)、化学的(残留農薬、抗生物質、洗浄剤・消毒剤等)、物理的(金属片、ガラス片等)が挙げられ、衛生管理が十分に実施されているかを検証し、改善していくことでより安全性を向上させることができるのが HACCP の特徴です。

平成 30 年 6 月に食品衛生法等の一部を改正する法律(平成 30 年法律第46 号)が公布され、原則すべての食品等事業者が、HACCP に基づく衛生管理または HACCP の考え方を取り入れた衛生管理を実施する必要があります。

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